サマージャム2013

今年も行ってきましたライジングサン。

年々、石狩の地で最低限の生活を強いられる度に己の年齢からくる衰えと直面します。今年は初めて悪酔いをしました…もう若くないですね。

年齢を感じると言えば、出演するバンド・アーティストを見ていて感じることにも変化が出てきました。これはライジングに限らずですが。

いわゆる「ゆるい」、「悪ふざけだ」と感じる人ほど、それが許されるだけの土台があるんですよね。努力、繋がり、才能。
10年選手でメンバーチェンジを全くせず続けている人。
同じジャンルの音楽を貫きとおしている人。

高校生の私が好きだった人がまだ音楽を続けている、それだけで胸が熱くなることがあります。
あれから約10年、私は全く成長出来ていないのに同じことをストイックに続けてきたミュージシャンがたくさんいる。それは救いでもあり、己に対する絶望でもある。

私は「頑張る」ということがとにかく出来ない。
「頑張れない」のではなく、「頑張る」ということが至極苦手だ、というか、出来ない。

だから余計に、同じことを続けている人たちの頑張りに胸を打たれ、同時に自分のクズさに直面するわけです。
高校生だった私はあっという間に社会人数年目。
いろいろ考えることも増えてきて、経験も積んだ。続けることの難しさを痛いほど知った。

かっこいい大人になりたい、とは言わないけれど、ちゃんと土台のある大人になりたいな、と、彼らを見る度に思います。

来年も無事に石狩に行けるよう、小さなことからでも頑張ってみたいものです。

今年のベストアクトはヘルマンでした。